理事長挨拶

機構概要

柔道整復師養成校の皆さまへ

一般社団法人柔道整復教育評価機構は、柔道整復師養成教育の質の保証・向上を目的としています。

国家資格である柔整整復師の養成施設は、指定規則と指導ガイドラインによって養成や施設のあり方が定められています。従って柔道整復師養成教育の質保証の原点は、これらの定めに則って養成教育がなされていることを、本機構の第三者評価によって証し立てることにあります。これを本機構の第一段階評価とします。

また養成施設は専門学校でもあり、専門学校としてさらには文部科学大臣認定の職業実践専門課程として、設置基準や認定要件を満たした上で、その要件等で定められた機能を活かし、より高度で実践的な学修成果をあげること、すなわち教育の質の向上を、社会から求められています。それ故、本機構の第二段階評価においては、養成学校としての理念から学修成果・教育活動そしてこれらを支える学校及び法人の運営・経営の基盤まで、その現状が評価の対象となります。

こうした高度で実践的な養成学校の教育は、卒業生を迎え入れる柔整師業界の強い要望であり、また学生に対する卒後にまで及ぶ中長期的満足の提供者である養成学校の正に果たすべき役割であるのです。

教育の質の保証・向上に取り組み、養成学校としての役割を十全に果たしているのかを、養成学校は、自ら進んで本機構の第三者評価を受審することで確認し、そしてさらに向上させ、また公開することで自校の正当な社会的評価を獲得していくことになります。

リハビリテーション系養成施設の第三者評価義務化を受けて、医療系専門学校等には自主的な第三者評価推進への機運の増大が見られます。また修学支援制度や職業実践専門課程の認定校に対し、国や都道府県によって認定要件の確認・調査が行われており、さらには認定校の教育運営、学校・法人のコンプライアンス、ガバナンスに対する客観的評価としての第三者評価の可能性が検討されています。

こうした状況に鑑み、公益社団法人全国柔道整復学校協会が中心となり、公益財団法人柔道整復研修試験財団、公益社団法人日本柔道整復師会の参画を得て、一般社団法人柔道整復教育評価機構が発足することになりました。

柔道整復師養成学校におかれては、本機構の設立を好機とされ、本機構の第三者評価を受審されることをお勧めします。

一般社団法人 柔道整復教育評価機構
理事長 関口 正雄